2008 |
03,18 |
もう今日もオリジナリティ突っ走っておりますよ。
おぉぉ自分でも思ってしまうよ( ̄△ ̄;)
日本語変かもしんない。
うん、でもサイト上げる時にまたちょこちょこ手直しするからいっかー(えー)
つーかタイトル…!前回もだけど考えてねぇ…!ΣΣ(|||□|||)やべっ
おぉぉ自分でも思ってしまうよ( ̄△ ̄;)
日本語変かもしんない。
うん、でもサイト上げる時にまたちょこちょこ手直しするからいっかー(えー)
つーかタイトル…!前回もだけど考えてねぇ…!ΣΣ(|||□|||)やべっ
「エリザの彼氏役だってぇっ!?」
シリウスは驚き半分呆れ半分な顔で僕を凝視した。
今日は天気も良く、風もあまり吹いていないので僕とシリウスは屋上でお弁当を食べていた。
「今日のショートホームルームでもマクゴナガルが言ってただろ。最近この辺りは変質者が多いって」
「なんでまたジェームズがそんな役を…」
「『だって、私の部には同じ方向の人いないし、だからって先輩と帰るのも何か気まずいしぃ…ジェームズだったらクラス同じだし、大会出るんだから帰る時間遅いんでしょ?
途中まで帰る方向一緒だから彼氏役として私を家まで送ってくれると嬉しいんだけど…』だってさ」
僕は、エリザが自分に言った事を一字一句違えずにシリウスに言った。女って奴は…とシリウスは愚痴をこぼした。
「だけどさぁお前、地下鉄遠回りになんじゃね?」
「そうだよ。…だけど、断れないじゃないか。三回も被害にあってるなんて言われたら」
「あー…確かに」
「だろ?」
僕らは顔を見合わせて深い溜息を吐いた。
「シリウスの家の近くはそういうのないの?」
僕はあのキラキラと輝く高級住宅街を思い出した。
「そんなのがいたら防犯機能が作動してあっという間にお縄だよ」
「そりゃそうだな…」
「俺、昨日の帰りに考えてみたんだけどさぁ」
シリウスは珍しく自信なさそうに話し出した。
「…俺らでその犯人捕まえられない?」
「は?」
───何を言い出すんだこの男は……?
「エリザの住んでるトコって、ここから二十分くらい歩いたトコだよな?」
「うん。昨日聞いたんだけど、ベーガ・ベーカリーの通りの奥に入ったトコだって」
ベーガ・ベーカリーとはホグワーツから北に位置する、百円のメロンパンが美味しいと評判のパン屋なのだ。僕は部活帰りにちょくちょく寄って家のお土産にしたりしている(僕の母はここのメロンパンを食べて大ファンになってしまった)。
「実はな、あそこら辺、『そういう類』の連中が住んでるって昔から言われてんだ。
俺が初等部にいる時からあそこは危ないから夜は一人で帰らないように、ってよく言われた」
「で?それでどうして犯人を捕まえようっていう発想になるんだい?」
そこでシリウスはにやりと笑った。
「実はもうすでに犯人の顔、居場所は知られてるんだ」
「えぇっ!?」
「これ見てみろよ」
と彼は『ホグワーツ四次元新聞』を取り出した。月日を見るとちょうど一年前の記事だった。
ホグワーツ北に生息する変質者───その正体が明らかに!
その見出しの下には顔写真と略地図が掲載されていた。
犯人は小太りで眼鏡をかけていた───明らかに何かしでかしそうだ。
略地図には犯人の居住地が星印で示されていた。
「ここまでわかっていてなんで捕まえられないんだい?」
「警察は現行犯じゃない限り捕まえられないんだ」
「まじかよ」
「ついでに言っておくと、エリザの家はこの辺りで───」
シリウスは星印のあるブロックの右上を指さした。
「───ここはこの細い路地を通らないといけない。ここは電灯が少ないから夜になると、都会なのに星が三等星ぐらいまで見える。ここに夜女の子が一人で歩いてたら確実に被害に遭う」
なるほど、彼の言う通り、エリザの家に着くにはその路地しか道はなく、犯人の家からも近い。
「しかもこの犯人、知ってか知らずか襲われた子はみんな顔がかわいい」
「へ、へぇー…」
かわいい子が多いと言われるG組のエリザが僕に頼むのも無理はないと思った。
「そこで、だ」
シリウスの薄灰色の瞳が真昼の光を受けて銀色にキラリと光った。僕は固唾を飲んだ。
彼は僕に近寄り彼の計画を耳打ちした。
「……ちょっ、お前本気?」
「でも単純で手っとり早いと思ったんだけど」
「それやんのがシリウスなら僕は大賛成なんだけど」
「否、ジェームズが適任だな。お前演技力ありそうじゃん。小学生の頃に学芸会で主役やったことあるだろ、絶対」
「うっ…」
「図星か」
「いやいやっ!シリウスだって
「俺は御免だ」
「計画発案者が?」
「………;」
「僕は二人の方がいいと思うけどなぁ~」
「……わかった」
「決まりだな」
僕はシリウスが考えた計画を思い出してにやりと笑った───多少、自分も犠牲になってしまったが、それでも楽しみが増えたことには変わりない。
「それじゃ、『ホグワーツ北に生息する変質者』捕獲、開始!」
「発案者の俺より張り切ってんじゃん」
そういう彼も実に愉快そうに笑っていた。
* * *
危ないよ二人ともっ!
シリウスは驚き半分呆れ半分な顔で僕を凝視した。
今日は天気も良く、風もあまり吹いていないので僕とシリウスは屋上でお弁当を食べていた。
「今日のショートホームルームでもマクゴナガルが言ってただろ。最近この辺りは変質者が多いって」
「なんでまたジェームズがそんな役を…」
「『だって、私の部には同じ方向の人いないし、だからって先輩と帰るのも何か気まずいしぃ…ジェームズだったらクラス同じだし、大会出るんだから帰る時間遅いんでしょ?
途中まで帰る方向一緒だから彼氏役として私を家まで送ってくれると嬉しいんだけど…』だってさ」
僕は、エリザが自分に言った事を一字一句違えずにシリウスに言った。女って奴は…とシリウスは愚痴をこぼした。
「だけどさぁお前、地下鉄遠回りになんじゃね?」
「そうだよ。…だけど、断れないじゃないか。三回も被害にあってるなんて言われたら」
「あー…確かに」
「だろ?」
僕らは顔を見合わせて深い溜息を吐いた。
「シリウスの家の近くはそういうのないの?」
僕はあのキラキラと輝く高級住宅街を思い出した。
「そんなのがいたら防犯機能が作動してあっという間にお縄だよ」
「そりゃそうだな…」
「俺、昨日の帰りに考えてみたんだけどさぁ」
シリウスは珍しく自信なさそうに話し出した。
「…俺らでその犯人捕まえられない?」
「は?」
───何を言い出すんだこの男は……?
「エリザの住んでるトコって、ここから二十分くらい歩いたトコだよな?」
「うん。昨日聞いたんだけど、ベーガ・ベーカリーの通りの奥に入ったトコだって」
ベーガ・ベーカリーとはホグワーツから北に位置する、百円のメロンパンが美味しいと評判のパン屋なのだ。僕は部活帰りにちょくちょく寄って家のお土産にしたりしている(僕の母はここのメロンパンを食べて大ファンになってしまった)。
「実はな、あそこら辺、『そういう類』の連中が住んでるって昔から言われてんだ。
俺が初等部にいる時からあそこは危ないから夜は一人で帰らないように、ってよく言われた」
「で?それでどうして犯人を捕まえようっていう発想になるんだい?」
そこでシリウスはにやりと笑った。
「実はもうすでに犯人の顔、居場所は知られてるんだ」
「えぇっ!?」
「これ見てみろよ」
と彼は『ホグワーツ四次元新聞』を取り出した。月日を見るとちょうど一年前の記事だった。
ホグワーツ北に生息する変質者───その正体が明らかに!
その見出しの下には顔写真と略地図が掲載されていた。
犯人は小太りで眼鏡をかけていた───明らかに何かしでかしそうだ。
略地図には犯人の居住地が星印で示されていた。
「ここまでわかっていてなんで捕まえられないんだい?」
「警察は現行犯じゃない限り捕まえられないんだ」
「まじかよ」
「ついでに言っておくと、エリザの家はこの辺りで───」
シリウスは星印のあるブロックの右上を指さした。
「───ここはこの細い路地を通らないといけない。ここは電灯が少ないから夜になると、都会なのに星が三等星ぐらいまで見える。ここに夜女の子が一人で歩いてたら確実に被害に遭う」
なるほど、彼の言う通り、エリザの家に着くにはその路地しか道はなく、犯人の家からも近い。
「しかもこの犯人、知ってか知らずか襲われた子はみんな顔がかわいい」
「へ、へぇー…」
かわいい子が多いと言われるG組のエリザが僕に頼むのも無理はないと思った。
「そこで、だ」
シリウスの薄灰色の瞳が真昼の光を受けて銀色にキラリと光った。僕は固唾を飲んだ。
彼は僕に近寄り彼の計画を耳打ちした。
「……ちょっ、お前本気?」
「でも単純で手っとり早いと思ったんだけど」
「それやんのがシリウスなら僕は大賛成なんだけど」
「否、ジェームズが適任だな。お前演技力ありそうじゃん。小学生の頃に学芸会で主役やったことあるだろ、絶対」
「うっ…」
「図星か」
「いやいやっ!シリウスだって
「俺は御免だ」
「計画発案者が?」
「………;」
「僕は二人の方がいいと思うけどなぁ~」
「……わかった」
「決まりだな」
僕はシリウスが考えた計画を思い出してにやりと笑った───多少、自分も犠牲になってしまったが、それでも楽しみが増えたことには変わりない。
「それじゃ、『ホグワーツ北に生息する変質者』捕獲、開始!」
「発案者の俺より張り切ってんじゃん」
そういう彼も実に愉快そうに笑っていた。
* * *
危ないよ二人ともっ!
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